グレ釣りの楽しみは釣りの当日だけではありません。
釣った魚を「食べる」ことも楽しみ!という人も少なくないと思います。
私自身,美味しく食べるために釣っているという側面もかなりあります(笑)
一般にグレ(メジナ,クロ)は磯臭くて美味しくないと疑われることも少なくありません。
また,魚自体の見てくれ(ビジュアル)が黒っぽいためか,マダイやブリのような大衆魚に比べてイマイチ美味しくなさそうと思われがちです。
しかし,今までいろいろな魚を食べてきた経験上,
少なくともマダイには引けを取らない美味しさがあると思っています。
中でも脂ののった大型尾長は絶品です!
この記事では,グレのお刺身の食べ方のバリエーションについて解説します。
醤油をつけて食べるお刺身に飽きてしまった方やいろいろな食べ方を試したい方はぜひ見てみてください!
目次
王道!お刺身
グレの旬と種類(口太,尾長)による差
なんといっても,新鮮なグレはまずお刺身で食べたいものです。
グレの旬は12月~2月で寒グレ,寒メジナと呼ばれています。
夏場(7月~9月)の口太グレは正直臭いです。
日本海の口太グレは夏場であっても太平洋側の魚に比べて臭みが少ないと思います。
地域や個体差にもよりますが10月~11月になれば臭みもなくなり,お刺身で食べられるようになります。
一方,尾長グレは年中臭みがなく美味しいです。
特に,大型尾長は夏場でも脂が乗っていて絶品です。
刺身で食べるには血抜きが重要!
美味しく食べるためには,血抜きと絞めが超重要です。
中でも血抜きは最も重要な処理です。
心臓は,自動性といって死んでも少しの間は動き続ける性質を持っています。
生きの良いうちにエラを切って海水をはったバッカンのなかに2~3分つけておけばOKです。
ドクドクと血が出てきます。
血抜きをしっかりすれば,写真のようなきれいな白身になります。
その後は,神経締めやナイフで脳締めするなどすれば死後硬直を回避できるのでなお良しです。
神経締めは必須ではないですが,絶対的にオススメです。
私の愛用している鮮度たもつ君は形状記憶合金でできたワイヤーを使います。
チヌ・グレ用ということでグレにはもってこい!
価格もお手頃ですので,大変オススメです!
炙り 塩炙り 焼霜造り
炙りのやり方
魚は皮目が旨いとよく言いますが,皮目を活かしたお刺身が炙りになります。
焼霜造りともよばれます。
単純に,三枚おろしにして柵取りしたら,皮目をバーナーで炙ります。
時間は思ったより長めに炙って,少し焦がすくらいにすると良いです。
炙りに使うバーナーですが,専用のものが安心です。
私はアマゾンで以下のものを購入しました。
絶品 塩炙り!!
これは,ツイッターのフォロワーさんに教わったのですが,サクや切り身に塩をして,少しおいて馴染ませてから炙るというものです。
これが絶品!!最高に旨いんです。
カルパッチョ
カルパッチョの作り方
- お皿に普通の刺身と同じように薄く切って盛り付ける。
- 塩を強めにふる できれば岩塩をミルで削ると良い。
- 胡椒をふる できればホールのブラックペッパーをミルで削ると良い。
- レモン汁をかける レモンを買うのが面倒なのでポッカレモンでOK!
- オリーブオイルを回しかける かけすぎ注意!ちょっと高級なオイルだとなお旨い!!
美味しく食べるポイント
色どりでレモンやイタリアンパセリなどがあれば良いですが,なくても全然大丈夫。
冷蔵庫に常備できるものだけですぐにカルパッチョが作れます。
一つ,注意事項として,味付けは食べる直前がベスト。
時間が経ってしまうと,塩をしたことによって水が出てべちょべちょになってしまいます。
また,レモン汁を掛け過ぎると身が白っぽくなってしまうので,気を付けてください。
めちゃくちゃ美味しいのでぜひやってみてください。
ユッケ風・漬け
漬けダレの作り方
- 醤油とみりんを1:1で合わせる
- にんにくチューブをBB弾くらい加える もちろんすりおろしても良い
- しょうがチューブを適量加える もちろんすりおろしても良い
- ごま油を少々加える
- あえる時間はお好みで。私は短めが好きです!
魔法のタレの応用
こちらも冷蔵庫ににんにくと生姜のチューブを常備しておけばいつでも食べることができます。
丼に盛り付けて,卵黄をおとして,ごまと海苔を振りかけてもOK
タレをわけておいて,刺身や炙りのつけダレとしてもOK
素焼きにしたグレや酒蒸しにしたグレのつけダレにしてもOK
子供も夢中になる魔法のつけダレです。
1分でできるので,ぜひ作ってみてください!!
昆布締め
昆布締めの作り方
- 昆布にお酒を少々振る。
- サクや切り身を昆布につける。
- ほんの少しだけ塩をふる。
- ラップで包んで6~12時間ほど冷蔵庫で寝かす。
日本酒が止まらない!旨味の宝庫。それが昆布締めです。
昆布のグルタミン酸が刺身のうまみと相まって素晴らしいものになります。
お酒が好きな人にはたまらない調理法だと思います!!
昆布につける時間は6時間~12時間がオススメです。
お好みではありますが,長時間つけてしまうと昆布の香りが付きすぎてしまいます。
ちなみに,良い写真がなかったので,マダイの昆布締め(右)ものせています。
寿司
すし酢を使って楽チン!お寿司を作ろう
お寿司…。皆さん大好きですよね。
上の写真は脂ノリノリ50オーバー尾長グレの握り寿司になります。
お寿司もやってみると奥が深く,シャリがほろほろっと溶けるように握れるようになると楽しくなってきます。
私はYoutubeでにぎり方を勉強しました。
お寿司で面倒なのはシャリです。
普通のお酢を使ってできなくもないですが,いちいち分量を量って合わせるのが面倒です。
そこで,すし酢を使います。
すし酢は最初からすし用に調整してある合わせ調味料になります。
すし酢を使えば,ご飯を酢飯ように炊いてしまえばあとはまぜるだけで出来上がりです!
ぜひ,お寿司にも挑戦してみてください。
にぎるのが面倒な人はちらし寿司や手巻き寿司もおススメです!