釣具店に行くと,エサ売り場には
たくさんの集魚剤が陳列されています。
正直,どの集魚剤をどれだけ買えばよいか
わからないという方も多いでしょう。
私自身も,陳列棚の前に立つと迷ってしまうこともあります。
この記事では基本の集魚剤とその混ぜ方について説明します。
基本的な配合を覚えて,
自分なりの配合アレンジ,
混ぜ方を実践してみてください。
目次
集魚剤の選び方
まず,釣具屋さんに最も多く置いてある集魚剤といえば,
マルキューのV9でしょう。
V9を置いていない釣具屋さんは無い
といっても過言ではないほどメジャーな集魚材です。
私自身も,気づいたらV9ばかりを利用していた・・・。
そんな感じになっています。
V9に関しては,通常サイズ(1700g)に加えて
徳用サイズ(3000g)も売られています。
私は,遠投性も重視したいと考えているため,
V9徳用に加えて,遠投フカセTRも混ぜています。
私のいつもの配合パターンは以下の通りです。
オキアミ6kg + V9徳用(3㎏) + 遠投フカセTR(2㎏)
私はこの配合で8時間程度の釣りができます。
エサ取りが多いときなどは足りなくなることもありますが,
ほとんどの場合,この配合で8時間を持たせることができています。
撒き餌の量は人によって差がありますので,各自調整してください。
撒き餌の作り方 集魚材の混ぜ方
釣り場に向かう途中のエサ屋さんによると,
コンクリートを混ぜるようなプラスチックの舟の中で
オキアミと集魚剤を一生懸命混ぜている方が多くいらっしゃいます。
どのように混ぜているか気になりますが,
トップトーナメンターでも皆同じやりかたというわけではないようです。
最終的には,自分自身のやり方を確立できれば良いと思いますが,
ここでは2種類の混ぜ方をご紹介します。
粉を混ぜてからオキアミ・水を加える方法
この方法は,使う集魚剤をすべて舟(またはバッカン)の中に入れて,
まず粉を均一に混ぜます。
その後,オキアミと水を加えながら水分を調製します。
水分調節が大変。
大量の粉に水を混ぜていくので,
細かな調節がやりづらい。
風が強く吹いていると,粉が飛んでいく。
オキアミに水を加えてから,粉を混ぜていく方法
この方法は,まずオキアミを舟(またはバッカン)の中に入れ,水を加えます。その後,集魚剤の袋を一つずつ開けていって,水を少しずつ加えて水分調節をしながら混ぜ込んでいきます。
オキアミに水を加えて洗うことができるため,
オキアミの黒変を防ぐことができる。
また,この洗ったオキアミを一部とっておけば,
サシエに使用することができる。
水分調節がしやすい。
最初に入れた集魚剤が塊になったしまうため,
集魚剤を均一に混ぜるのが大変。
集魚剤ごとのダマができやすい。
結局どっちが良い? 撒き餌の混ぜ方
どちらも,一長一短がありますが,私は
オキアミに水を加えてから,粉を混ぜていく方法
で撒き餌をつくっています。
上記の通り,オキアミはプロテアーゼというタンパク質分解酵素を持ち,
放っておくと自分自身がもつ酵素で軟化・黒変してしまいます。
撒き餌のオキアミもサシエのオキアミも,
真水または海水で軽く洗ってあげるだけで,
軟化・黒変しにくくなります。
黒変した経験がある方は,ぜひ試してみてください。
私は,サシエに生オキアミ,
加工オキアミ,
ボイルオキアミ,
むき身などを持参しますが,
以外にも使うサシエがあります。
それは,撒き餌の中のオキアミです。
グレは本当に気分屋で,
その時,気に入ったエサしか食べないということがあるようです。
つまり,撒き餌に含まれているオキアミしか食べない
ということもあるのです。
よって,状態の良い撒き餌中のオキアミを得るためにも,
オキアミに水を加えてから,
粉を混ぜていく方法で撒き餌を混ぜています。
また,オキアミを細かく砕くこともしません。
できる限りオキアミがそのまま残った撒き餌を使うようにしています。
最初にも述べたように,
人によって配合へのこだわりがあり,
正解はありません。
皆さん自身が使いやすい撒き餌をつくり,
良い釣果を上げることができれば,
それが良い撒き餌ということになります。
いろいろと試行錯誤して,
自分に合った撒き餌を作ってみてください。
ボイルオキアミの撒き餌について
全国の磯釣りフィールドの中には,
集魚剤が禁止されているエリアがいくつかあります。
私のホームグラウンドである三重県尾鷲市の梶賀エリアも集魚剤が禁止で,
ボイルオキアミの撒き餌を使用するエリアです。
ボイル撒き餌のメリット
- 集魚剤を使用するより集魚効果が低いため,エサ取りが寄りにくい。
- 集魚剤を使用するより少ない撒き餌で済むため,経済的である。
- サシエにもボイルを使用するため,エサ取りに強く,なおかつ経済的である。
- エリア全体で,魚が大きく育つ傾向にある。集魚剤禁止である鵜来島や沖ノ島などの四国西南部エリアでは,60cmを超える超大型尾長グレが大量にストックされている。
ボイル撒き餌のデメリット
- 風に弱い。遠投性・コントロール性に欠ける。
- 撒き餌との同調が難しい。
- 集魚効果が低い。集魚剤使用エリアでは圧倒的に不利である。
ボイル撒き餌についても一長一短がありますが,
ボイルの最大の魅力は
撒き餌というより
ボイルを撒いているエリアにあると思います。
科学的な立証はありませんが,
集魚剤禁止でボイル撒き餌のエリアでは
魚が巨大になる傾向があるのは間違いないようです。
大きな魚を釣り上げることは夢がありますね。
皆さんもボイル撒き餌のエリアに出向いて,
超大型グレを狙ってみてください。
最後まで読んでいただき,ありがとうございました!
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粉が均一に混ざるので,
種類の異なる集魚材を用いたときに集魚剤のムラがなくなる。
オキアミに粉がしっかりつくので,
オキアミ自体に集魚剤がしみこみ,
集魚効果が高まる。